就活のWebテストの種類の見分け方は?URLでわかる?代表的なテスト一覧も紹介します

就活では多くの企業がWebテストを選考に導入していますが、事前に種類が分からず不安に感じる方も多いでしょう。実は就活のWebテストはURLを見ることで種類を見分けできるケースがあります。本記事では、就活におけるWebテストの種類、URLでわかる見分け方、代表的なテスト一覧まで詳しく解説します。

1. 就活におけるWebテストの種類と見分け方の重要性

就活で課されるWebテストには複数の種類があり、出題内容や難易度、対策方法が大きく異なります。そのため、事前に自分が受けるWebテストの種類を把握できるかどうかは、選考通過の可能性を左右する重要なポイントです。近年では新卒採用の選考で9割以上の企業が何らかの適性検査を導入していると言われており、中でもSPI(総合適性検査)は2023年に約15,500社で利用され、受検者数が217万人にのぼりました。このように多くの企業がWebテストを活用して大量の応募者を効率的にふるいにかけており、短時間で応募者の基礎能力や適性を判断する方法として普及しています。特に応募者数が多い企業ほど、Webテストによって一次選考前に足切りラインを設けて選考を効率化する傾向があります。

1-1. 就活でWebテストが実施される理由

企業が就活選考でWebテストを実施する最大の理由は、客観的かつ効率的に応募者の能力や適性を評価できるからです。学歴や経歴だけでは測れない基礎的な資質や性格面を把握する目的で、日本では1970年代からSPIに代表される適性検査が導入されてきました。応募者全員と面接するのは非現実的なため、まずWebテストで一定水準に満たない人を絞り込むことで人事の負担を減らし、公平に選考を進められます。

例えばSPIでは企業ごとに合格ラインが異なり、ある企業では正答率30%程度でも合格になる一方、別の企業では80~90%が求められることもあります。大手企業では特にこの基準が高く設定され、テスト結果で大規模に足切りすることで、後段の選考に進める人数を調整しているのです。このように短時間で応募者の基礎力を測定し、大量の応募者を選別できることが、企業がWebテストを活用する主な理由です。

1-2. Webテストの種類によって対策が変わる理由

一口にWebテストと言っても、SPIや玉手箱、TG-WEB、CABなど種類ごとに出題形式や難易度は大きく異なります。そのため、どの種類を受けるかによって効果的な対策方法も変わってきます。もし種類を取り違えて対策してしまうと、本来十分な実力があっても本番で力を発揮できない恐れがあります。極端な例では、「サッカー選手になりたいのに野球の練習をしている」ようなものだとも言われます。

実際、就活生の中にはSPI対策ばかりしていたのに本番では玉手箱が出たり、反対に玉手箱の練習を飛ばしていたらTG-WEBを課されたりして、不合格につながるケースが後を絶ちません。各テストごとに問題傾向や制限時間が大きく異なるため、形式に合わせた戦略を持たず闇雲に勉強していると、十分な力を持っていても合格率が大きく下がってしまうのです。したがって、自分が受けるWebテストの種類を正確に特定し、それに合わせた対策を行うことが非常に重要になります。

1-3. 見分け方を知ることで就活が有利になる

逆に言えば、Webテストの種類を事前に見分ける方法を知っていれば就活を有利に進められるということです。企業から受検案内のメールでURLが届いてから実際の受検期限までは、通常1週間以上の猶予が設けられることが多いです。この期間にURLなどからテストの種類を特定できれば、そのテストに特化した問題集を解いたり時間配分の練習をしたりと、的確な準備が可能になります。

他の就活生が種類を把握できず手探りで臨む中、自分だけ事前に傾向をつかんで対策しておけば大きな差をつけられるでしょう。実際、Webテストで落ちてしまう学生に共通するのは「一貫した学習戦略がない」ことだとも指摘されています。見分け方を知り形式に応じた対策を行うことで、このような無駄を省き効率的に得点力を伸ばすことができます。就活の第一関門となるWebテストを突破するためにも、URLや画面の情報からテストの種類を見極めるスキルを身につけておくことは大きな武器になるのです。

2. 就活のWebテスト対策と種類把握に役立つLognavi(ログナビ)

就活でWebテストの種類を把握し、効率的に対策を進める上で活用したいのがLognavi(ログナビ)というサービスです。

2-1. Lognavi(ログナビ)とは

Lognavi(ログナビ)は、適性検査の結果をもとに学生と企業のマッチングを行う就活アプリです。スマートフォンアプリ上でSPI形式の知的テスト(Webテスト)と性格診断テストを受けられ、その結果をもとに自分に合った企業を紹介してもらえます。

運営会社は人材サービスを手がける株式会社アスパークで、サービス開始以来累計15万人以上の学生が利用し、600社以上の企業が登録しています。Lognaviは逆求人型(スカウト型)の就活アプリですが、単にプロフィールや動画PRを登録して企業からのスカウトを待つだけでなく、アプリ内で受けられる適性検査の結果を企業にも共有できるのが最大の特徴です。

具体的には、アプリ内で無料受験できるSPI系の「知的テスト」と性格検査を完了すると、そのスコアが自動で自分のプロフィールに紐づけられ、企業側はそのスコアを参考にスカウトを送ることができます。学生にとってはWebテストの練習をしながら企業からのオファー獲得も狙える設計になっているのです。なお利用は完全無料で、サービスはスマホアプリ上のみで提供されています。

Lognavi

2-2. Lognaviが就活のWebテスト対策に向いている理由

LognaviはWebテスト対策にも大いに活用できます。その理由の一つが、実際のSPIに近い形式で知的テストを体験できることです。Lognaviの知的テストは25分間で118問を解くSPI風の内容で、言語・非言語・推理といった領域ごとに正答率や偏差値が算出されます。

実際に受験した就活生からは「過去にSPIや玉手箱を解いたことがあるが、それらと近い難易度だと感じた」との声もあり、問題の質は本番にかなり近いようです。受検後には分野別の得意・不得意や自分の偏差値が表示される結果画面が出てきます。通常、企業のWebテストは受けっぱなしで結果フィードバックがないため自己採点もできませんが、Lognaviでは明確にスコアが分かるので自分の立ち位置を客観的に把握できます。

例えば自分の偏差値が60とわかれば「平均よりやや上だからもう少し余裕がある」といった判断ができ、逆に偏差値50未満であれば「相当対策に時間を割く必要がある」といった計画が立てられます。このように弱点分野の発見や今後の学習方針の策定に役立つのがLognaviの大きなメリットです。

さらに、Lognaviでテストを受けておけば結果がプロフィールに載るため、企業から「○○点以上の学生を検索」された際にヒットしてスカウトにつながる可能性も高まります。実際に公式ヘルプでも「テストを受けることでスカウトが届く可能性が高まる」と説明されています。中にはLognavi上でマッチした企業では別途Webテスト受検が免除されるケースもあるようで、つまりLognaviで好成績を出せば企業側がそれを信用して本選考で改めてテストを課さない場合もあるのです。

このように、Lognaviは本番さながらの問題演習ができる上に結果を「見える化」でき、さらには就活本番でも活用できる点でWebテスト対策ツールとして非常に優れています。

2-3. Webテストの種類が不明な場合の活用方法

もし受検予定のWebテストの種類が判然としない場合でも、Lognaviは基礎力強化の面で大いに役立ちます。たとえURLなどから種類を特定できなくても、Lognaviの知的テストで出題される言語・非言語・推理問題はSPIをはじめ多くのWebテストで測られる基本要素です。

言い換えれば、SPIレベルの問題演習を積んでおけば玉手箱やTG-WEBなど他のテストにも応用が効きやすいということです。実際、Lognavi利用者の体験談でも「まずLognaviで自分の実力を測定し、苦手だった分野を市販の問題集で重点的に学習する」という使い方がおすすめされています。

このようにLognaviを模試代わりに使えば、本番前に自分の弱点を洗い出して対策を施すことが可能です。種類が特定できない不安な状況でも、まずはSPIを中心とした汎用的な問題練習で実力の底上げを図りましょう。Lognaviで得た偏差値データは「どのくらい頑張れば合格水準に届くか」の目安にもなります。

一度しか受験できない制限はありますが、本番直前の腕試しとして使ったり、自分の実力診断ツールとして割り切って利用したりすれば十分に価値があります。種類が不明な状況下でも闇雲に不安になるのではなく、まずはLognavi等で基礎力を養い万全の準備をしておけば、多くの企業選考に柔軟に対応できるでしょう。

3. 就活のWebテストの種類はURLでわかる?基本的な見分け方

就活生の間でよく話題になるのが、「受検案内のURLを見ればWebテストの種類がわかるのか」という点です。結論から言えば、URLから判別できるケースは多く存在します。

実際、主要なWebテストはそれぞれ特有のドメイン(URLの一部)を用いているため、送られてきた受検用URLを確認すれば高い確率で種類を見分けられます。ただし、すべてのWebテストが一目瞭然というわけではなく、後述するようにURLだけでは判別が難しい場合もあります。この章では、まず代表的な見分け方としてURLやログイン画面から種類を判断するポイントを解説し、続いて「URLでわかる場合」と「わからない場合」の違いについて説明します。

3-1. WebテストのURLに含まれるドメインを見る

最も基本的な見分け方は、受検ページのURL(ドメイン部分)に注目する方法です。各Webテストには提供元のシステムに応じた固有のドメインがあり、それがURL中に現れます。

例えば、SPI系のテストならURLに「arorua」という文字列が含まれていることが知られています。SPIを提供するリクルート社の適性検査サービス名が「ARORUA(アローラ)」であるため、受検画面のURLも「~.arorua.net/…」といった形式になっているのです。この“arorua”を見ればSPI(または同系列のENGテスト)だと判別できます。

また、玉手箱系のテストであれば「e-exam」「nsvs」「tsvs」などの文字列がURL中に含まれるケースが代表的です。玉手箱やCAB・GABといった日本エス・エイチ・エル(SHL社)提供のテストは、受検URLに「e-exam」やそれに続くサブドメイン(nsvs, tsvs など)が表れるのが特徴です。具体的には「web1.e-exams.jp/…」「tsvs2.e-exams2.jp/…」「nsvs1.e-exams4.jp/…」といったURLであれば、玉手箱もしくは同じSHL社のGAB・CABの可能性が高いと判断できます。

さらに、TG-WEBの場合は「c-personal」や「e-gitest」といったドメイン名が目印です。例えばURLが「assessment.c-personal.com/…」や「assessment.e-gitest.com/…」となっていれば、それは高難易度テストで有名なTG-WEBであることがわかります。

他にも、「web-cubic」や「cservice」という文字列が含まれていればCUBIC(適性検査CUBIC)ですし、「tal-sa.jp」が入っていればTAL、「ef-1g」が入っていればeF-1Gといった具合に、主要どころはドメイン名でかなりの確度で種類を推測できます。このようにURLのドメイン情報は有力な手がかりなので、受検案内が届いたらまずリンク先アドレスをよく確認してみましょう。大抵の場合、主要なWebテストはURLのドメインに特徴があるため判別可能です。

3-2. ログイン画面の表記から種類を判断する

URLと併せて参考になるのが、Webテストのログイン画面に表示される文言やデザインです。受検用URLにアクセスするとIDやパスワードを入力するログイン画面が表示されますが、その画面の雰囲気や記載内容からテストの種類を推測できる場合があります。

たとえばSPI系のログイン画面であれば「リクルート適性検査」云々と書かれていたり、玉手箱系であれば「SHL」のロゴや注意書きが見られたりすることがあります。企業独自のテストでない限り、画面上には企業名ではなくテスト提供会社名やシステム名がどこかに記載されているケースが多いです。そのため、複数社のWebテストを経験していると「あ、この画面は前に○○社で受けた玉手箱と同じだな」といった具合に、ログイン画面のデザインパターンから種類を見抜けるようになってきます。

実際にいくつかの企業でWebテストを受けていると傾向がわかってきて、ログイン画面を見ただけでどのテストか判断できるようになるという就活生も多いです。たとえばTG-WEBのログイン画面なら独特の配色やレイアウトだったり、CABならID/PW入力の下に小さく「Web-CAB」と書かれていたりと、注意深く見ると手がかりが潜んでいます。

ただし、ログイン画面から判断する方法は実際にアクセスしてみないと分からないため、受検開始直前になって種類が判明するリスクがあります。事前に余裕をもって対策したい場合には、できるだけURLドメインや他の方法で前もって種類を特定しておくのがおすすめです。

3-3. URLでわかる場合とわからない場合の違い

上述のように、多くのWebテストはURLのドメインやログイン画面で種類を推測できますが、すべてがそうとは限りません。まず、大手各社が導入する代表的な適性検査(SPI・玉手箱・TG-WEB・CAB/GABなど)は判別しやすいものの、企業が独自にカスタマイズしたテストやマイナーなテストの場合、URLを見てもピンと来ないことがあります。

例えば、ある企業が海外製のテストシステムやベンチャー企業の適性検査サービスを採用している場合、そのドメインは上述のどれにも当てはまらないため識別が難しいでしょう。また、テストセンター(会場受検)方式や紙筆試験の場合は、受検用URL自体が存在しないか一般公開されていないため、受検前に種類を知ることは困難です。

企業独自のシステムや監視型(カメラで遠隔監視する)Webテストなども増えており、その場合はURLだけでは種類の特定ができません。さらに厄介なのは、企業側が意図的にテストの種類を秘匿しているケースです。受検者に特定の対策をされないよう、「適性検査をご案内します」程度の記述にとどめ、実際にアクセスしてみるまでSPIなのか玉手箱なのか分からないようにしている企業もあります。

このようにURLで簡単にわかる場合とそうでない場合の差は、テスト提供企業の知名度や形式の標準化度合いによると言えます。まとめると、「SPIや玉手箱などメジャーな形式 = URLから類推しやすい」「自社開発や特殊形式 = URLだけでは判断困難」という違いがあります。URLで判断がつかないときは、次章で述べるような他の情報源も駆使して種類の推定を試みる必要があります。

4. 就活でよく出るWebテストの種類一覧

ここでは、就活で代表的なWebテストの種類を一覧で紹介します。あらかじめ主要なテストの特徴や出題内容を把握しておくことで、受検URLを見た際の判断材料にできますし、対策の優先順位も立てやすくなります。

以下に挙げるSPI、玉手箱、TG-WEB、CAB・GABは特に出題頻度が高いテストです。それぞれの概要と対策ポイントを確認しておきましょう(※なお企業によって同じ種類でも出題科目が省略されたり追加されたりする場合があります)。

4-1. SPI

SPIは就活で最も多く使われている適性検査(Webテスト)の一つです。SPIとは「Synthetic Personality Inventory(総合適性検査)」の略で、リクルート社が開発・提供しています。

内容は大きく分けて能力検査(言語・非言語)と性格検査から成り、必要に応じて英語の問題を課す企業もあります。言語分野は主に国語力(語彙の意味、長文読解、並べ替えなど)、非言語分野は主に数学的な思考力(推論、確率、損益算、表の読み取りなど)を問う問題が出題されます。問題数が多く制限時間も短いため、限られた時間内でいかに正確に処理できるかがポイントです。

性格検査では約300問近い設問に対し、自分の考え方や行動傾向を答えていきます。結果は受検者の性格傾向や価値観を分析し、企業はそれを参考情報として活用します。

SPIは最も標準的な適性検査と言え、2020年代現在では年間1万5千社以上で導入され受検者数も200万人を超える規模です。あまりに普及しているため、市販の対策本や問題集が非常に充実しており、就活生の多くは一度はSPIの勉強をします。企業側から見るとSPIは対策されやすい試験でもあるため、それを嫌って別のテストを使う企業もあるほどです。

SPI対策としては、まず言語・非言語それぞれの頻出問題パターンに慣れることが重要です。例えば非言語の「損益算」「確率」「料金割引」のような典型問題は繰り返し練習して解法を身につけましょう。言語も同様に、長文読解に時間をかけすぎないコツや語彙問題の語彙力強化などが必要です。

SPIでは満点を取る必要は必ずしもなく、企業ごとの合格ラインを超えることが目的なので、苦手な分野は捨てる勇気も時には必要です。なおWebテスト方式のSPIを自宅受検する場合、URLに「arorua.net」が含まれているのが一つの目印になります。

4-2. 玉手箱

玉手箱は、日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供する自宅受検型の適性テストです。SPIと同様に知的能力と言語・数理・英語能力、および性格適性を測定する目的で導入されています。

近年、自宅で受けるWebテストとしてはトップクラスのシェアを誇り、SPIに次いで有名な形式と言えるでしょう。玉手箱の特徴は、難易度がSPIよりもやや高めに設定されていることと、回答時間が非常に短いことです。

1問あたりにかけられる時間がSPIより短く、問題数も多いため、素早く正確に大量の問題を処理するスキルが要求されます。このスピード勝負の特性ゆえ、金融業界やコンサルティング業界など業務に正確性や迅速さが求められる業界で採用されることが多いとも言われます。

玉手箱の出題分野は大きく言語(国語)、非言語(計数)、英語、性格テストの4つで構成されています(企業によっては英語を省略する場合あり)。言語では長文の要旨把握など論理的読解問題が出題され、非言語では四則演算の計算問題や表・グラフの読み取り、資料中の空欄推測問題などが典型です。英語は基礎的な長文読解や文法問題が含まれることが多いです。

対策としては、まず過去問や問題集で各分野の出題パターンに慣れること、そして制限時間内に素早く解く練習が欠かせません。玉手箱系の問題はSHL社の他テスト(GABやIMAGESなど)とも共通点が多いため、GAB用問題集で練習しておくのも有効でしょう。

玉手箱のテスト方式には、自宅PCで受けるWebテスト形式と指定会場で受けるテストセンター形式があります。Webテスト形式の場合、前述のようにURLに「e-exam」「tsvs」「nsvs」などが含まれていることが玉手箱判別の一助となります。

もっとも、これらのドメインは後述するGABやCABのWeb版(C-GAB、Web-CAB)でも使われるため、完全には玉手箱と断定できません。玉手箱を課す企業としては、メガバンクや総合商社、一部の外資系企業などが知られており、「SPI対策ばかりされると困るので敢えて玉手箱を使う」といった企業側の意図もうかがえます。

いずれにせよ、玉手箱ではスピード練習が肝心なので、時間配分に注意しつつ問題演習を重ねておきましょう。

4-3. TG-WEB

TG-WEBは、ヒューマネージ社が提供する適性検査で、他のWebテストと比べて非常に難易度が高いことで知られています。

近年は有名企業や難関企業の採用試験で実施されることが増えており、「就活後半戦で出てくる厄介なテスト」の代表格とも言えるでしょう。TG-WEBは言語問題(国語)、計数問題(数学)、性格テストの3種類で構成される点は他と似ていますが、出題される問題自体のレベルが高く、初見では解法が思いつきにくい論理パズル的な設問も含まれます。

また、TG-WEBには**「従来型」と「新型」の2パターンが存在します**。従来型が現在も主流で、こちらは1問あたりの制限時間に比較的ゆとりがある代わりに問題難易度が非常に高いです。一方の新型は問題自体の難易度はやや低くなっていますが、その代わり極端に制限時間が短く設定され、短時間で大量の問題を解かなければならない形式です。

例えば出題数と時間配分の例を挙げると、従来型は言語12問/12分・計数9問/18分・英語10問/15分といった形ですが、新型では言語34問/7分・計数36問/8分・英語10問/15分というように、一問一問に割ける時間が極端に短くなっています(新型では英語も課される場合があります)。

対策としては、それぞれのパターンに合わせた練習が必要です。従来型の場合、他の適性検査では見られない特殊な問題も含まれるため、専用の問題集や過去問で事前に解法パターンを習得しておくことが重要です。一方、新型の場合はとにかくスピード重視で、短時間で解く練習を積みましょう。幸い、新型の問題は難易度自体はそれほど高くないので、時間さえ管理できれば高得点も狙えます。

TG-WEBを課す企業としては、外資系コンサルティング会社や難関メーカーなどが挙げられ、特に外資系やコンサル志望の人にとっては避けて通れない試験と言えます。見分け方としては、Webテストで自宅受検の場合にURLに「c-personal.com」や「e-gitest.com」が含まれていればTG-WEBと判断できます。

テストセンターで実施される場合は他のテストとの区別がつきにくいので、事前に口コミサイトや社員訪問で確認しておくとよいでしょう。

4-4. CAB・GAB

CABとGABはいずれも日本エス・エイチ・エル(SHL社)が提供する適性テストで、主に専門職・技術職向け(CAB)や総合職向け(GAB)に利用されます。

まずGAB(General Aptitude Battery)はもともと紙の筆記試験として開発されたテストで、言語問題(論理的読解)、計数問題、性格テストから構成されます。玉手箱と同じSHL社製ですが、玉手箱が基礎能力や一般的な適性を測るのに対し、GABは活力(バイタリティ)やチームワークなど職務上の適性を測るテストであるという特徴があります。

現在ではGABにもWeb受検版があり、会場で専用PCを使って受けるC-GAB(テストセンター形式)や自宅で受けられるWeb-GABなど複数の形式があります。GAB系の問題は総じて難易度が高く、例えばC-GABでは言語32問/15分、計数29問/15分、英語24問/10分という厳しい時間設定の中で大量の問題を処理する必要があります。「最も難しい適性試験」とも評されるほどで、全問を時間内に解き終えるには1問あたり1分以内で回答するスピードが求められます。

対策としてはGAB独特の長文読解や図表問題に慣れること、問題集で解法パターンを習得しておくことが大切です。

一方、CAB(Computer Aptitude Battery)はIT系やSE・プログラマー職志望者向けに用いられることが多い適性検査です。CABの能力検査は非言語分野(数学的・論理的思考)に特化しており、言語の試験はありません。出題分野はユニークで、暗算(簡単な四則演算の連続計算)、法則性(数字や記号の規則発見問題)、命令表(擬似的なプログラムの命令の流れを追う問題)、暗号(記号変換や対応関係を解読する問題)などが出されます。加えて性格検査も実施されます。

CABは紙の筆記版とWeb版(Web-CAB)があり、Web版では若干出題形式が異なるものの本質的な測定能力は同じです。例えば紙のCABでは暗算や法則性など4種類+性格検査を合計85分で行いますが、Web-CABでは四則逆算(暗算に類似)や法則性などを72分で行うといった違いがあります。

CAB対策としては、普段あまり馴染みのない暗号問題や命令表問題に慣れる必要があります。参考書や問題集でこれら独特な問題のパターンを理解し、制限時間内に解けるよう繰り返し練習しましょう。特にプログラマーやエンジニア志望の人はCABを課される可能性が高いので、早めに対策を始めておくと安心です。

CAB・GABともに、Webテスト形式で実施される場合は受検URLに「e-exams.jp」「tsvs…」「nsvs…」といった文字列が含まれるため玉手箱系と同じドメインになります。そのためURLだけで玉手箱かGAB/CABかを完全に見極めるのは難しく、受検企業の業種職種や口コミ情報と合わせて判断することが重要です。例えばURLがSHL系で、応募先が銀行総合職なら玉手箱かGAB、ITエンジニア職ならCABの可能性が高い、といった具合に総合的に推測するとよいでしょう。

4-5. その他のWebテスト

上記以外にも就活では様々なWebテストが存在します。例えばCUBIC(キュービック)と呼ばれる適性検査は、中小企業を中心に導入実績が多いテストで、性格・適性重視の検査として知られます。CUBICは回答に正解がなく事前対策や嘘の回答がしにくい仕組みになっており、受検者の性格傾向やストレス耐性などを多面的に評価できることが特徴です。Web受検の場合はURLに「cservice」や「web-cubic」と入るので判別できます。

またENGと呼ばれる英語能力検定に特化したテストや、内田クレペリン検査のWeb版(連続加算による性格検査)を課す企業もあります。他にもSCOA(新卒採用向け総合適性テスト)、TAL(タル・サ)、eF-1G(イー・エフワンジー)、GPS(ジーピーエス)など多種多様です。例えばTALであればURLに「tal-sa.jp」が含まれていれば間違いなくTALですし、GPSなら「gps-cbt.com」が入っているかどうかで判断できます。BRIDGEというテストでは「cbt-s.jp」等がドメインに現れる場合があります。

一方でGROWや3E-IPのように、スマホアプリ上で完結するテストにはURLが存在しないものもあります。また一部の企業では、自社で開発したオリジナルの試験を行うこともあり、その場合は一般には詳細が公開されていないため事前に対策しづらいです。海外企業が提供する特殊なテスト(ゲーム形式の試験やGMATのスコア提出など)を課されるケースもごく一部にあります。

このように「その他」のカテゴリーには多彩なテストが含まれます。多くの場合、こうしたマイナーなテストでも受検案内メールに簡単な説明があったり、URLに手がかりが隠れていたりしますが、中には全く情報が得られないこともあります。その場合は次章で述べるように、過去の口コミや包括的な対策で備える必要があるでしょう。

5. 就活のWebテストの種類がわからない時の対処法

就活中には「受検するWebテストの種類がどうしても分からない」という場面も出てくるかもしれません。企業からの案内文に明記がなかったり、URLを見ても判断できなかったりするケースです。そんなときでも慌てずに済むよう、種類が不明な場合の対処法を押さえておきましょう。

5-1. 企業からの案内メールを確認する

まず基本ですが、企業から届く受検案内メールやエントリーシステム上のお知らせを隅々まで確認しましょう。案内文中にテスト名や出題科目に関するヒントが書かれていることがあります。

例えば「適性検査(SPI)受検のご案内」と明示されていたり、「弊社指定のWebテスト(言語・非言語・性格検査)」のような記載があれば、それはSPI系である可能性が高いでしょう。

あるいは「SHL社のテストセンター受検をお願いします」とあれば玉手箱やGAB系が想定されますし、「テストセンターにて受検(※電卓持ち込み可)」などと書かれていればCABの可能性が高まります(CABは暗算があるため電卓許可が特徴です)。

このように、案内メールの文面や添付資料から種類を逆算できる場合もあるのです。案内にURLしか記載がなく一見情報が無いようでも、そのメールの差出人アドレスやシステム名が手がかりになることもあります(例えば送信元が「*@spi.recruit.co.jp」であればSPI系と推測できるでしょう)。

したがって、URLだけで判断せずメール本文・社内案内をくまなくチェックする習慣を持ってください。 もし不明点があれば企業の採用担当者に問い合わせてしまう手もありますが、基本的には自力で推測することになるでしょう。

5-2. 就活口コミサイトを活用する

次に有効なのが、就活生向けの口コミサイトや掲示板で情報収集する方法です。多くの企業では毎年同じ種類のWebテストを使う傾向があるため、過去の先輩たちの体験談から手がかりを得られる可能性があります。

具体的には、「〇〇(企業名) Webテスト 種類」などで検索すると、就活会議、OpenWork、OneCareer、みん就(皆の就職活動日記)といったサイトのページがヒットすることがあります。そこに「昨年はSPIだった」「玉手箱だった」などの投稿が見つかれば参考になります。

また、OneCareerの企業ページでは選考ステップにどのテストを課したかが書かれている場合もあります。実際、OneCareerでは会員の投稿データをもとに「〇〇銀行は玉手箱」「〇〇商事はGAB」など業界・企業別のWebテスト傾向をまとめて公開しています。

OB・OG訪問で社員の方にそれとなく聞いてみるのも有効でしょう。「ちなみに御社の適性検査ってSPIですか?それとも別の…」と尋ねれば、答えられる範囲で教えてくれるかもしれません。

注意点として、企業が毎年まったく同じテストを実施するとは限らないことです。昨年までSPIだったのに今年から玉手箱に切り替えた、といったケースもゼロではありません。

このため口コミ情報はあくまで参考にとどめ、直近の情報で補強するのが望ましいです。例えば「昨年はSPIらしいが、今年の案内メールにはテストセンターと書いてあるからもしかすると…」という風に、複数の情報源を突き合わせて判断しましょう。

5-3. 汎用的なWebテスト対策を行う

それでもWebテストの種類が特定できない場合は、割り切って汎用的な対策を行うのも一つの手です。具体的には、前述のSPIを中心とした言語・非言語分野の基礎力養成に注力します。

SPIの頻出分野(語彙、長文読解、四則演算、推論、確率、図表読み取りなど)を一通り勉強しておけば、多くのWebテストに共通する力が身につきます。事実、玉手箱やGAB、TALといったテストも測っているのは基本的に同じような国語力・数理力ですから、SPI問題集で鍛えた読解力や計算力は十分に活かせます。

また、暗算や図形問題にも触れておくと安心です。CABほど高度でなくとも、TG-WEBでも暗号問題や図形の法則性問題が出ることがあります。これらに備えて、市販の問題集や無料サイトで各種問題を幅広く解いておきましょう。

時間が許すなら、複数種類のテストに対応した総合問題集(例えば「WEBテスト完全対策」等)に取り組むのも効果的です。さらに性格検査についても油断しないことが大切です。性格検査に明確な「合格不合格」はありませんが、企業によって重視する資質が異なるので一貫性のある回答を心がける必要があります。

ネットで「性格検査 コツ」などと検索すれば留意点が見つかるでしょう。まとめると、種類不明の場合は「基本に立ち返った学習で土台を固め、どんなテストでも一定の力を発揮できる状態にしておく」ことがベストな対処法と言えます。

直前になって判明した際には、そのテスト固有の問題形式(英語があるか、図表問題があるか等)を確認し、必要に応じて最後の仕上げ勉強をすれば良いでしょう。

6. 就活のWebテストの種類とURLの見分け方まとめ

就活におけるWebテストは、種類によって対策方法が大きく異なるため、受検予定のテストが何であるかを事前に把握することが選考突破の近道になります。

幸い、多くのWebテストは受検用URLを見れば種類を見分けられるケースが多く、見分け方のポイントさえ知っておけば本番前に十分な準備時間を確保できるでしょう。

特にSPI、玉手箱、TG-WEB、CAB/GABといった代表的なテストについては、本記事で解説したようなドメイン名や画面表示の特徴を参考に判別してみてください。

もしURLから判断がつかない場合でも、企業の案内文や就活情報サイトの口コミなど他の手段で手がかりを探ることができます。それでも種類が掴めなければ、Lognavi(ログナビ)等を活用しながらSPIレベルの総合力を高めておくことで多くの試験に対応可能です。

LognaviはWebテスト対策と自己分析・企業マッチングを同時に行える便利なツールなので、積極的に活用して自分の実力を客観視しながら弱点補強に努めましょう。

Webテストは就活の第一関門ですが、種類を正しく見極めて対策をすれば決して怖れる必要はありません。本記事で紹介した見分け方を活用し、効率的かつ効果的な対策で他の就活生に差をつけてください。

Webテストの種類を正しく理解し十分に準備することが、就活成功への近道です。健闘を祈ります!

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