三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、日本を代表する投資銀行の一つとして、国内外での強い影響力を誇ります。この記事では、27卒・28卒向けに、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の採用人数や就職難易度、採用大学、そして学歴フィルターについて徹底的に調査し、就職活動を控える学生のために詳細な情報をお届けします。
1. 過去数年の採用人数の推移
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の新卒採用人数は、コロナ禍を挟んで大きな変動がありました。2019年には新卒約260名を採用しましたが、コロナ禍直後の2021年にはわずか55名と大幅に減少しています。しかしその後は採用を再拡大しており、2022年に78名、2023年に120名、2024年には137名と年々増加傾向にあります。直近では2026年卒(2026年度入社)で約244名もの大量採用が行われたとの情報もあり、コロナ前の水準に近づく勢いです。
このように採用人数は近年急増しており、27卒・28卒でも比較的多くの採用枠が維持されると見込まれます。ただし、一時期に比べて採用人数が増えたとはいえ、依然として人気企業ゆえ競争率は高い点に注意が必要です。
2. 主な採用職種と採用コースの傾向
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、新卒採用において**いくつかのコース(職種カテゴリ)**を設けています。主なコースとしては以下のようなものがあります。
2-1. オープンコース(全域型・地域型)
総合職の一般コースで、入社後の配属先は全国の本支店における富裕層向け資産運用コンサルティング(いわゆる営業職)や法人向けソリューション営業などになります。特に全域型オープンコースは全国転勤ありで幅広く活躍する総合職であり、新卒採用者の多くがこのコースに該当します。地域型は転居を伴う異動がなく、首都圏・東海・関西のいずれかエリア限定で勤務するコースです。
2-2. IBコース(投資銀行部門)
投資銀行本部(M&Aや株式・債券引受など)に専門配属されるコースです。毎年10~20名前後と比較的少数精鋭の採用傾向で、東京大学や早慶など難関大学出身者が多い傾向があります。専門性が高く、入社後は企業の資金調達やM&A助言といった業務のプロフェッショナルを目指します。
2-3. システムコース(IT部門)
社内の情報システムやフィンテック領域を担当する技術系総合職のコースです。ITスキルのある人材を毎年10名程度採用しており、文系理系問わずIT志向の学生が応募しています。入社後は研修を経て、証券業務を支えるシステム開発・運用に従事します。
2-4. リサーチコース
市場調査や投資情報の分析提供を行うリサーチ部門のコースです。こちらも採用人数はごく少数で、金融工学や経済分析に強い人材が求められます。近年、一部業務(市場商品部門のクオンツ業務等)はグループ銀行側で採用する形に移行しましたが、リサーチアナリスト候補の採用は継続しています。
2-5. アソシエイトコース
本支店の営業担当者をサポートする業務に就くコースで、全域型と地域型があります。いわば営業アシスタント職的な位置づけで、富裕層顧客対応や事務サポートを担います。総合職としての採用ですが、専門性よりホスピタリティや着実さが求められる傾向です。
以上のように幅広い職種で新卒採用を行っていますが、**採用全体のボリュームゾーンは営業系(オープンコース)**です。全国に約24の本支店を構える証券会社であるため、個人富裕層や法人顧客への営業人員の確保が最も多く、採用者数の過半は営業系配属になります。
また、近年はシステム・IT人材の採用も重視されており、デジタル化に対応する動きも見られます。専門職コース(IBやリサーチ)は採用数こそ限定的ですが、高度な専門スキルを持つ学生にとって魅力的なポジションとなっています。
3. 就職難易度と選考プロセス
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の就職難易度は非常に高い水準です。東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業ランキング」ではトップ200社中62位にランクされており、就職偏差値は66とされています。また、採用倍率は公表されていないものの、一部推計では約182倍にもなるとされています。
金融業界平均の倍率(約8倍)と比較しても桁違いであり、応募者の中から内定を得られるのはごく一握りと言えるでしょう。実際には応募母集団の数え方によって異なるものの、少なくとも倍率数十倍以上の狭き門であることは確かです。
選考プロセスも厳選が行われます。エントリーシート(ES)とWebテストによる書類選考を通過すると、複数回の面接が課されます。一次面接ではグループ面接やグループディスカッション形式で基本的なコミュニケーション力や協調性を見るケースがあり、続く二次・三次と個別面接が段階的に実施されます。
最終面接(役員面接)まで合計4~6回程度の面接ステップがある年もあり、長丁場の選考となります。面接では志望動機や自己PRに加え、時事問題や金融知識、学生時代の経験について深掘り質問がされる傾向です。特に「なぜ証券業界なのか」「なぜ当社なのか」は重点的に聞かれるポイントです。
また、証券会社らしく数字目標に対する意欲やタフさを問う質問もなされるため、自己分析に基づきしっかり準備して臨む必要があります。
難易度が高い要因としては、「メガバンク系列+外資系」というブランド力から応募者の志望度が総じて高いこと、高年収に代表される待遇の良さ、そして採用側が即戦力となる優秀層を厳選していることが挙げられます。
内定辞退者が出る場合でも追加合格者を繰り上げるなどして最終的な充足数を満たすため、応募者側から見ると最後まで気を抜けない競争となります。総じて、相当の準備と熱意が求められる就職先であり、早めの対策が必要です。
4. 採用実績のある大学(学歴の傾向)
採用者の出身大学を見ると、やはり難関大学・有名大学出身者が多い傾向があります。例えば2024年度の就職者数ランキングでは、慶應義塾大学が12名で最多、早稲田大学も10名とトップクラスを占めています。他にも明治大学(10名)や法政大学(7名)、**青山学院大学(6名)**など首都圏の有力私大が上位に名を連ねています。
これは母集団としてこれら大学からの志望者が多いことや、選考を勝ち抜く学生の層として学業成績やコミュニケーション力の高い人が多いことが背景にあります。
一方で、採用校は決して最上位校だけに偏っているわけではありません。上位にはMARCHクラスの私大が多数含まれるほか、ランキング10位前後には國學院大学、武蔵大学、日本大学、明治学院大学といった中堅私大や関西の同志社大学からの採用者もそれぞれ4名ずつ確認されています。また、年度や職種によっては東京大学や京都大学などの難関国立大出身者も投資銀行部門を中心に内定しており、理工系出身者がシステムコースで採用されるケースもあります。
総じて、「早慶・旧帝大・上位私大」をボリュームゾーンとしつつも、一定数の中堅大学出身者も活躍している状況です。こうした大学別の傾向から、「高学歴しか採用されないのでは?」と心配になるかもしれません。しかし実際には、幅広い大学から内定者が出ていることがデータから読み取れます。
学部専攻に関しても、経済・経営系が多い印象はありますが、法律や理工系など多様なバックグラウンドの学生が採用されています。要は、大学名よりも個々人の資質や熱意が重要であることを示しています。
5. 学歴フィルターの有無
結論から言えば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に明確な学歴フィルターは存在しないと言われています。実際に同社の採用実績校を見ると、前述のように早慶や旧帝大といった難関校出身者が多いものの、日東駒専レベルや産近甲龍レベルの大学からも採用例があることが確認されています。
このことから、特定の大学ランク以下を機械的に足切りするようなフィルターはないと考えて良いでしょう。
もっとも結果的には内定者の大半が高学歴層で占められるのも事実です。これは同社が海外大学からの留学生も積極採用するなど学歴より能力重視の姿勢をとっている一方で、選考を勝ち抜く学生の多くが難関大学出身で占められていることによるものです。
言い換えれば、「学歴フィルターがない=誰でも簡単に受かる」ではなく、結果として優秀層(高学歴が多い)が残るという構造です。
したがって出身大学名だけで合否が決まることはありませんが、他の応募者と比べて自分が頭一つ抜けた強みを持っているかが重要になります。学歴よりも重視されるポイントについて企業側が明言しているものはありませんが、選考を通じて**「人物重視」である**ことは感じられます。学歴に自信がない人でも、インターン経験や明確な志望動機、学生時代の実績などで十分カバー可能ですので、自分なりの強みをアピールできる準備を整えましょう。
6. 学歴以外で評価されるポイント
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の選考では、学歴以外の要素として以下のようなポイントが評価される傾向にあります。
6-1. 英語力・グローバル対応力
モルガン・スタンレーとの提携会社であるため、グローバルな業務も発生します。実際に社内の一部業務では海外拠点担当者と英語でコミュニケーションを取りながら協働する場面もあり、高い英語力があれば尚可とされています。特に投資銀行部門や市場部門では英文資料の読解・作成や海外投資家対応が求められるため、TOEICや留学経験など英語力を示せると強みになります。
6-2. 長期インターンや関連業界での経験
証券業務への適性や熱意を示す材料として、インターンシップ経験は有効です。例えば長期インターンに参加して実践的なビジネス経験を積んでいる学生はまだ少数派であり、それ自体が他の候補者との差別化になります。実際に難関企業の内定者には「学生時代に起業経験がある」「有名企業での長期インターン経験がある」など、何らかの突出したエピソードを持つ人が多いです。
インターンで培った金融知識や実務経験は志望動機や自己PRにも具体性を与え、選考上有利に働くでしょう。
6-3. 論理的思考力と数的センス
金融業界ということで数字を扱う場面が多く、論理的な分析力は必須です。選考過程でも学生時代の研究内容や取り組みについて深掘りされることがありますが、その際に筋道立てて説明できる力や問題解決にあたっての思考力が評価されます。
特に自分の専門分野を究めた経験がある人は、その中で培った論理的思考力をアピールすると良いでしょう。また、Webテストや適性検査でも数理的な素養が問われることがあります。
6-4. コミュニケーション・対人スキル
証券会社の業務は人と接する仕事が中心です。面接でも協調性や対話力が重視され、グループディスカッションや集団面接を通じて「他者と協力・調整し、物事を進める力」が見られます。営業職志望であれば尚更、明るくハキハキと受け答えできることや、相手のニーズを汲み取る力が評価ポイントになります。
実際、社風としても穏やかで誠実な人柄が好まれると言われており、礼儀正しさやビジネスマナーもしっかりチェックされます。
6-5. 主体性・リーダーシップ
金融業界は成果主義の色合いが強く、自ら目標に向かって努力できる人材が求められます。学生時代の経験で部活動の主将を務めた、ゼミでリーダーシップを発揮した、課外プロジェクトを主導したといった主体的な行動経験は高く評価されるでしょう。
また、「自分なりの付加価値を発揮するにはどうすればよいか常に考えて行動できる人」が重要だと社員も語っています。与えられた課題に取り組むだけでなく、自分で課題を見つけ解決策を提案できる積極性をアピールできると好印象です。
以上のように、単に学歴や筆記試験の点数だけでなく、総合的な人間力が見られると考えてください。特に「なぜこの会社で働きたいのか」という強い志望動機や、そこで活かせる自分の強みを具体的なエピソードで示すことが重要です。他の応募者との差別化のためにも、英語力やインターン経験など自分の武器になりそうなものは積極的に磨いておきましょう。
7. まとめ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、日本有数の金融グループと外資系投資銀行のハイブリッド企業として高い人気を誇り、採用人数こそ増加傾向にあるものの依然として就職難易度の高い難関企業です。過去数年の採用動向からは、新卒採用に力を入れており募集枠は拡大していますが、その分応募者も優秀な学生が集まるため、真剣な対策が必要です。
学歴フィルターは明確には存在せず、どの大学からでもチャンスはありますが、内定者は総じて高い能力と熱意を持った人材ばかりです。27卒・28卒で目指す方は、早めに業界研究や企業研究を行い、自分の強みや志望理由を磨き上げてください。
長期インターンシップへの参加や資格取得(証券外務員資格は内定後必須)など、できる準備はしておくと安心です。そして何より、面接で自分という人間をしっかりアピールできるよう、コミュニケーション力や論理的表現力を鍛えておきましょう。
そうした努力が自信となり、選考本番でも必ず生きてきます。憧れのフィールドである証券業界での内定を勝ち取れるよう、ぜひ粘り強く挑戦してみてください。応援しています。

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