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【27卒・28卒向け】ファンケルのインターンの選考フローは?倍率はどれくらい?優遇や総合職コースについても調査

企業分析
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無添加化粧品や健康食品で知られるファンケルは、化粧品・健康食品の研究開発から製造、販売までを自社で担うメーカーです。本社は横浜市にあり、企業理念では「世の中の不を解消する」ことを中核に据え、事業紹介でも研究・企画・製造・販売をつなぎ、お客様の声を素早く社内へ返す「製販一貫体制」を強みと説明しています。つまり、ファンケルのインターンは、単に化粧品メーカーの華やかな企画職体験ではなく、「顧客の声をどう拾い、どう商品・サービスに変え、どう届けるか」を理解するための場として見るのが正確です。

加えて、ファンケルのインターン情報は年度ごとにかなり動いています。現時点で公式に最も詳しく確認できるのは27卒向けの総合職インターンで、これは「選考直結型」の5daysマーケティングインターンです。しかも、27卒の総合職については、会社側が「3月以降の一般選考は実施しない」「総合職採用はインターンシップのみ」と明記しており、インターンが本選考の入り口になっています。一方、28卒向けに現時点で公開されている情報は、プレエントリーと、業界・メーカー研究を目的とした選考なしのオープン・カンパニー寄りのセミナーが中心です。したがって、古い記事の「1dayも3daysも5daysもある」「参加すると少し優遇される」といった書き方は、今のファンケルを語るにはやや粗く、職種と年度を分けて整理しないと正確性を欠きます。

1. ファンケルのインターンとは?特徴と概要

ファンケルのインターンは、「正直品質」という理念のもと、商品開発やマーケティング、販売戦略などを体感できる実践型プログラムが特徴です。特に総合職志望者にとっては、企業理解を深める重要な機会となっています。

1-1. インターンの主な種類

まず押さえたいのは、ファンケルのインターンは「全部が同じ難易度・同じ選考方式ではない」という点です。27卒向けに公式で詳細が公開されている総合職向けプログラムは、選考直結型の5daysマーケティングインターンで、顧客の声をもとに商品・サービスの企画からプロモーション戦略まで考える実務体験型の内容です。これに対し、生産技術・生産管理職では先着順の職種理解プログラムが確認でき、研究職では現役研究員との座談会や理系向けWEBセミナーの体験談が複数公開されています。さらに28卒向けには、2026年4月時点で「美と健康の業界を軸に考える」60分のWEBセミナーが公開されており、これは選考なし・先着順・各回100人以上の規模で案内されています。つまり、「ファンケルのインターンは高倍率」と一括りに言うよりも、「高倍率なのは主に総合職の選考直結型プログラム」と理解するほうが実態に近いです。

この違いは、企業側の採用設計を見ても納得できます。公式FAQでは、ファンケルは各職種向けにインターンシップを開催していると案内しており、新卒募集職種も総合職、研究職、生産技術・生産管理職、販売職、事務職の複数区分に分かれています。ただし、採用サイト上で現時点でもっとも詳細に設計が示されているのは総合職です。総合職は、企画、営業、広告宣伝、WEBマーケティング、海外事業、広報、経営企画、人事など幅広い部門をジョブローテーションで経験しうる職種であるため、インターンでも短い職種説明だけでなく、横断的なマーケティングや顧客理解のプロセスを丸ごと体験する形式になっていると考えるのが自然です。

1-2. インターンの特徴

ファンケルのインターンの特徴を一言で表すなら、「顧客起点のメーカー仕事を、表面的ではなく構造ごと理解させる設計」です。公式の理念ページでは、同社は美と健康の「不」を解消することを掲げ、価値観としても「常にお客様の視点に立つ」ことを明示しています。さらにサステナビリティページでは、お客様の声を重要な経営要素と位置づけ、社内共有や経営会議、アンケート、座談会を通じて商品やサービス改善につなげている仕組みが説明されています。こうした文化があるため、インターンで評価されるのも、派手なアイデアそのものより、「誰の、どんな不を、どんな根拠で解消するのか」を詰められる学生だと考えたほうがよいでしょう。

また、ファンケルの事業は美の領域だけではありません。公式の事業紹介では、美の領域に加え、健康食品、発芽米、青汁など健康領域も中核事業として位置づけられています。さらにビジネスモデルの説明では、研究・企画・製造・販売をつなぐ製販一貫体制を強みとしています。このため、一般的な「化粧品メーカーのインターン」と聞いて想像するような広告やブランド論だけでなく、商品開発、販売チャネル、顧客データ、継続利用、店舗・通販・流通の連動まで視野に入れた思考が求められます。実際、公式の5days説明でも、商品企画部門、広告宣伝、通信販売・店舗販売・流通販売が一体となった“ファンケルらしいマーケティング”が何度も強調されています。

さらに、27卒総合職向け5daysインターンでは、5名程度のグループでワークが行われ、現場社員が伴走し、毎日フィードバックを受けられると公式に案内されています。最終発表には部長クラスの役職者も参加し、最前線で働く社員や課長クラスから直接学べる設計です。マーケティング未経験でも参加可能とされている一方で、内容は「顧客ヒアリング→企画→プロモーション戦略→発表→個別フィードバック」まであり、決して軽い会社説明会ではありません。メーカーを志望する学生のなかでも、顧客理解とチームでの価値創造に本気で向き合う意思があるかどうかを見極める場だと考えるべきです。

2. ファンケルのインターンの選考フロー

ファンケルのインターンは、比較的オーソドックスな選考フローですが、人気の高さから各ステップでの評価が重要です。

2-1. 選考フローの全体像

2027卒総合職について、現時点で確認できる最も正確なフローは、「エントリー→ES提出→適性検査→インターンシップ→個別面接2回→内々定」です。これはマイページ経由の採用データでも、イベント案内ページでも一貫して示されています。特に重要なのは、インターンが単なる職業体験ではなく、本選考の一部に組み込まれている点です。つまり、ファンケル総合職では「インターンに参加して終わり」ではなく、インターンを通じて評価され、その先の個別面接に進む構造になっています。旧来の「ES→Webテスト→GDか面接→インターン参加」という理解は、過去年度の断片的な情報を混ぜたもので、現行の総合職には当てはまりません。

一方で、過去年度の体験談を見ると、選考要素の置き方には変動があります。26卒の3daysマーケティング編では、ES・動画選考・適性検査を経て参加したという案内が確認できますし、各種就活サイトの体験談でも、動画選考と性格検査のみだったケース、言語・非言語・性格まであったケース、あるいは27卒体験談で適性検査のみとされるケースが見られます。したがって、「ファンケルのインターンは必ずSPI」「必ずGD」「必ず面接1回」といった固定的な言い方は避けたほうが安全です。正確には、「年度・コース・職種で選考設計が変わるが、総合職の現行公式フローはES→適性検査→インターン→面接2回」と整理するのが妥当です。

2-2. ESの特徴

ESの内容も、一般的なメーカー志望のテンプレだけでは対応しきれません。27卒の体験談で確認できる設問例では、代表的なものとして「これまでに『不』を解消した経験」「多様な考え方を持つ人たちと協力して何かをやり遂げた経験」「ファンケルに入社したらどのような経験をしたいか、キャリアビジョンも含めて具体的に」といった問いが出ています。別の通過ESでは、学科・研究室で学んだこと、得意分野、アルバイト経験などを短い字数で問う設問も見られます。つまり、ファンケルのESは「志望動機だけを熱く書けば通る」ものではなく、理念との接続、協働経験、将来像、学業や行動履歴まで、かなり立体的に見られていると考えたほうがよいです。

この設問傾向は、公式の求める人物像ともよく一致しています。採用サイトでは、全職種共通で「自分事として捉え挑戦する」「今求められていることを考えスピード感を持ってやり遂げる」「多様性を認め合い周囲に働きかけチームワークを発揮する」が示され、総合職ではさらに「お客様の課題に熱意を持って向き合う」「周囲と良い関係を築きながら主体的に行動する」ことが求められています。ESで「不の解消」や「多様な人との協働」が問われるのは偶然ではなく、企業が見たい人物像がそのまま設問に落ちているのです。そのため、ES対策の出発点は、美容や健康への関心よりも先に、「自分は誰の不をどう解消してきたか」「周囲とどう協働してきたか」を言語化することになります。

2-3. Webテストと動画選考

Webテストについては、最新の総合職公式フローでは「適性検査」とだけ書かれており、形式名は明示されていません。ただし、体験談では言語・非言語・性格の3区分だった例があり、問題数と制限時間も「言語32問15分、計数29問15分、性格20問10分」とかなり一般的なWebテスト形式に近い内容が報告されています。一方で、性格検査のみだったという27卒・26卒体験談もあるため、ここでも重要なのは「SPIだと断定すること」より、「性格検査しかない年もあれば、能力検査まである年もある」と認識して準備することです。少なくとも、言語・非言語の基礎問題に触れずに本番を迎えるのは危険です。

動画選考も、過去年度にはかなり重要な要素でした。26卒体験談では、専用アプリで1〜2問、各1分程度で答える形式や、提示されたお題に対して1分ほど考えたあと3分の録画を行う形式が確認できます。質問内容は、「自分の中で一番自信があることとその理由」「周囲を巻き込み変化や変革をもたらした経験」「自身を一言で表すと」といった、自分の人柄と行動力を短時間で伝えるものが中心でした。ここから逆算すると、ファンケルは文章で整った志望動機だけでなく、限られた時間のなかで、本人の雰囲気、言語化力、素直さ、エネルギー感を確認してきた可能性が高いです。今後の年度でも動画選考が復活・継続する可能性は十分あるため、総合職志望者は「1分で自分を伝える練習」をしておく価値があります。

2-4. インターン参加後の評価

現行の総合職フローでは、インターン参加後に個別面接が2回予定されています。しかも選考の特徴として、グループワーク・グループディスカッションが含まれること、グループ面接はないことが公開されています。これは、「集団の中でどう振る舞ったか」をインターン内で見たうえで、その後は個別面接で深掘りする設計と読むことができます。要するに、ファンケルの総合職インターンは、参加できた時点で半分終わりではなく、むしろそこから先に本格評価が続く形です。参加後の面接まで見据えるなら、ワーク中の発言量だけでなく、「顧客起点で考えたか」「チームで成果を出したか」「他者の意見をどう統合したか」を自分の言葉で振り返れるようにしておく必要があります。

3. ファンケルのインターンの倍率はどれくらい?

ファンケルのインターン倍率は公式には公開されていませんが、高倍率であることは確実です。

3-1. 倍率は公式非公表

ファンケルのインターン倍率は、会社として公表されていません。したがって、ネット上で「30倍」「70倍」「100倍」と断言している記事があっても、その数字を公式値として受け取るのは危険です。より正確に言うなら、倍率は非公表だが、27卒総合職インターンはかなりの高倍率と考えておくべき、というのが現実に近い結論です。定量的に断定できない一方で、公開情報だけでも、狭き門であること自体はかなり明確に読み取れます。

3-2. 公式情報から見える競争の厳しさ

理由の一つは、受け入れ枠が限られているからです。27卒総合職向け5daysインターンは、オンライン開催1日程と対面開催3日程が確認でき、定員は「1日程40名程度」とされています。単純計算では、フルに埋まっても受け入れは最大160名前後です。しかも、これはインターン参加枠であって、最終採用人数ではありません。公式の採用データでは、総合職の募集人数は21〜25名、全職種合計でも40名前後とされており、入口も出口もかなり絞られています。これだけでも、参加枠と採用枠の双方が小さいことは十分にわかります。

さらに、27卒総合職では一般選考がなく、インターン経由のみで応募可能という点が倍率を押し上げます。普通の企業であれば、「インターンに落ちても本選考で再チャレンジ」が可能ですが、ファンケル総合職ではその逃げ道がありません。総合職志望の学生が、事実上このインターンに集中するため、応募母集団は自然に膨らみます。しかもファンケルは、美と健康という領域の親和性の高さ、化粧品と健康食品の両軸を持つこと、製販一貫で顧客の声を商品に反映できることから、メーカー志望の学生のなかでも志望動機を作りやすい企業です。参加枠が限られ、かつ志望者の集中を招く構造なので、倍率が高くなるのは避けにくいと言えます。

3-3. どれくらいの倍率感で見ておくべきか

では実際、どの程度の倍率感で見ておくべきか。ここは公式値がないため、あくまで推計として扱う必要があります。各種就活メディアでは、ファンケル総合職インターンについて、参加者が30〜50人程度で応募者が数千人規模に達すると仮定し、数十倍から100倍近い水準を想定する見方もあります。ただし、これらは応募総数が非公表のなかで置かれた推測であり、参考情報以上の意味は持ちません。したがって、就活の実務上は、「保守的に見ても低倍率ではない。少なくとも数十倍クラスの難関だと思って準備する」「強気の推計では100倍近い見方もあるが、その数字を鵜呑みにしない」という姿勢が最も合理的です。

3-4. 高倍率でも通過しやすい学生の特徴

倍率が高いからといって、特別な肩書きや美容業界経験がないと通れないわけではありません。むしろ公式情報とES設問を見る限り、ファンケルが重視しているのは、華やかな実績より、「不を見つける力」「人の声を拾う力」「周囲と協働して改善できる力」「顧客課題に主体的に向き合う姿勢」です。これは、派手なコンテスト受賞歴より、身近な場で誰かの不便や不安を解消した経験のほうが刺さる可能性を意味します。実際、通過ESの例も、アルバイト先の働きにくさの改善や、留学中に友人の肌悩みに向き合った経験など、「相手の不の発見と解消」を軸にしたものが目立ちます。倍率を過度に恐れるより、企業が求める思考様式に合わせて自分の経験を再編集できるかが勝負です。

4. ファンケルのインターン優遇と早期選考

ファンケルのインターンでは、参加者に対して優遇があるとされています。

4-1. 27卒総合職では「優遇」より「応募ルート」

ファンケルのインターン優遇について、最も重要な結論はここです。27卒総合職に限って言えば、これは「参加すると少し有利」な優遇ではなく、そもそも本選考に進むための入口です。 公式のインターンページQ&Aでは、グループワークの内容に応じて早期選考へ案内すると明記されており、同時に「今期は3月以降の一般選考は実施しない」とも説明されています。マイナビ上の採用データでも、総合職選考はインターンシップ経由のみとされ、実際の採用フローはES、適性検査、インターン、個別面接2回という設計です。したがって、「優遇があるか」と聞かれたら、現行の総合職では「ある」どころか、「インターンが実質的な選考本体」と答えるほうが正確です。

この点は、他社インターンの感覚で考えると誤解しやすいところです。一般に「インターン優遇」と言うと、早期選考の案内、座談会、リクルーター面談、一次面接免除などを指すことが多いですが、ファンケル総合職はそれより一段踏み込んでいます。インターン参加者の中で評価された学生がその後の面接に進む構造なので、参加そのものが選抜の一部です。言い換えれば、インターンに受かることだけを目標にすると危険で、参加前から「その後の面接に繋がる評価をどう取るか」まで考えておかないと、優遇の旨味を最大化できません。

4-2. ただし職種によって事情は違う

一方で、この「インターン必須」は全職種共通ではありません。研究職と生産技術・生産管理職の採用データでは、ES→適性検査→複数回面接→内々定という通常の選考フローが公開されており、総合職のように「インターン経由のみ」とは書かれていません。また、研究職向けには座談会、理系向けWEBセミナーの体験談があり、生産技術・生産管理職向けには先着順・定員500名の職種理解プログラムも確認できます。つまり、ファンケルの「優遇」や「インターン必須」という話は、主に総合職の文脈で語るべきであり、研究職や生産技術職まで一律に当てはめるのは不正確です。

4-3. 28卒が今どう動くべきか

28卒については、2026年4月時点で、選考直結型の詳細がまだ全面公開されているわけではありません。現時点で公開されているのは、プレエントリーと、業界・メーカー理解を目的としたWEBセミナーで、これは選考なし・先着順・各回100人以上です。したがって28卒が今やるべきなのは、「まだ本格選考が出ていないから後回し」にすることではなく、むしろマイページ登録とセミナー参加で接点を作り、今後更新される総合職インターン情報を取りこぼさないことです。公式FAQでも各職種向けインターンはマイページで案内するとされているため、公開前の段階から情報線に乗っておくこと自体が重要になります。

5. ファンケルの総合職コースの特徴

総合職コースは、ファンケルの中でも特に人気の高いコースです。

5-1. 総合職コースの内容

ファンケルの総合職は、いわゆる「営業職」や「マーケ職」だけに限定されません。公式採用サイトでは、商品企画、販売企画、店舗運営、広告宣伝、卸営業、WEBマーケティング、海外事業、コールセンター、広報、経営企画、情報システム、人事、総務、経理など、かなり広い機能が総合職のキャリアとして示されています。マイナビ上でも、企画部門、商品を届ける部門、経営を支える部門を幅広く経験する職種だと整理されています。つまり、ファンケルの総合職コースを志望するということは、化粧品や健康食品の企画に関わりたいだけでなく、顧客接点から事業推進、管理部門まで含めた全体最適に関心があるという意味に近いです。

さらにファンケルでは、総合職に10年で3部署を経験するジョブローテーション制度があり、企画部門、営業部門、管理部門を横断しながらキャリアを築く考え方が示されています。人事インタビューでも、製販一体の企業であること、ジョブローテーションを強化していること、多様な経験を積みやすいことが強調されています。だからこそ、総合職インターンでも一つの専門スキルだけではなく、顧客理解、企画、販促、コミュニケーション、チーム連携といった複合的な力が見られます。「私はマーケだけやりたい」「営業には興味がない」という狭い志望動機だと、むしろ総合職との相性は弱く見えてしまう可能性があります。

5-2. 総合職インターンの具体的な内容

27卒向けに公開された5daysマーケティングインターンの内容はかなり具体的です。公式案内では、Day1でインプット、Day2で課題仮説の検討と「世の中の不」の整理、Day3でお客様理解とヒアリング、そこから商品・サービス案の立案、Day4でプロモーション戦略の設計と最終発表、Day5で個人フィードバック面談という流れが示されています。しかも、ただグループワークをするだけではなく、現場社員や役職者が考え方を伝え、最終発表には部長クラスも参加します。これは「学生向けに簡略化したお題」ではなく、ファンケルが実務で大切にしているマーケティング思考を、かなり実務寄りに体験させるプログラムです。

ここで注目すべきなのは、ワークが最初から「売れそうな広告アイデア」発想に入らないことです。ファンケルは、マーケティングの前半を「お客様の声を基点にした価値の創造」、後半を「その価値をどう伝達するか」と説明しています。実際、インターンでもヒアリング工程や「不」の把握が前段に置かれています。これは、ファンケルがビジネスモデルとして製販一貫体制を持ち、お客様の声を重要な経営要素として扱っているからです。したがって、総合職コースに向いているのは、デザインセンスのある人や美容好きな人だけではなく、「課題の構造を捉え、顧客理解から価値提案まで一貫して考えられる人」です。

5-3. 過去年度との違いも押さえておく

なお、ファンケルの総合職コースは毎年まったく同じではありません。各種就活サイトでは、26卒の冬インターンとして、マーケティング編と新規事業編の2つのコースが設けられていたという情報が確認できます。また、26卒では3daysマーケティング編が公開されており、ES・動画選考・適性検査を経て、商品のプロモーション戦略を立案する構成でした。これに対して27卒では、公式に「マーケティング編」の5daysが示され、一般選考なしの選考直結型へと位置づけが強まっています。したがって、古い記事を読むときは、「その情報は何卒向けなのか」「現行制度でも同じなのか」を必ず確認する必要があります。

6. ファンケルのインターン対策

倍率を突破するためには、事前対策が不可欠です。

6-1. ES対策

ファンケルのES対策で最優先すべきなのは、「理念への共感を、自分の経験で証明すること」です。多くの学生はここで、「正直品質に共感します」「お客様視点を大事にしている点に惹かれました」と書いて終わります。しかしファンケルのESは、実際には「不を解消した経験」「多様な人との協働」「入社後に実現したいこと」といった設問で、理念理解を行動レベルまで掘り下げて確認してきます。つまり、理念を知っているかではなく、あなた自身が普段からその価値観に近い行動を取ってきたのか を見ています。だからこそ、ESでは抽象語を並べるのではなく、「誰のどんな不を見つけたか」「自分は何を聞き、何を変え、結果どうなったか」を具体的に書く必要があります。

特にファンケルで強いのは、「自分が頑張った話」より「相手がどう変わったか」まで書けているESです。企業の公式ページを見ると、お客様の声を商品やサービス改善につなげる仕組みが繰り返し説明されていますし、総合職に求める人物像でも「お客様の課題に対し、熱意を持って解決に向けた行動ができる人」が明記されています。そのため、たとえばアルバイト経験を書くなら、売上を伸ばした自慢話より、「どんな不便・不満があり、どのように相手の声を拾い、改善に結びつけたか」のほうが企業との相性を示しやすいです。ファンケルは“自分本位な成果”ではなく、“相手起点の改善”を好む会社だと理解しておきましょう。

また、総合職の志望動機では、「化粧品が好き」「健康に関心がある」だけでは差別化になりません。ファンケルのビジネスは化粧品と健康食品の両軸があり、さらに通信販売、店舗、流通、広告、企画が連携する製販一貫体制です。したがって、志望動機は「なぜメーカーか」より一段深く、「なぜ顧客の声を起点に、商品・サービスを企画し、複数チャネルで届けるファンケル型の仕事に惹かれるのか」まで言えると強くなります。ES内のキャリアビジョン設問に対しても、「将来はマーケに携わりたい」だけではなく、「海外事業」「WEBマーケ」「販売チャネル」「事業企画」など、総合職の広がりを踏まえたうえで、自分がどの機能でどんな価値を生みたいかを言語化するのが理想です。

6-2. Webテストと動画選考の対策

Webテスト対策は、「形式が断定できないから何もしない」が最悪のパターンです。体験談では、性格のみの年もあれば、言語・非言語・性格まで受けた年もあります。したがって準備としては、まず一般的なWebテストの基礎問題に触れておき、言語・非言語で極端に手が止まらない状態を作ること。その上で、性格検査では企業の価値観と矛盾しないよう、自分の行動特性を過不足なく答えることが大切です。公式の求める人物像が「挑戦」「スピード」「多様性・チームワーク」にある以上、性格検査でも、受け身・他責・独善的に見える回答の積み重ねはマイナスに働きやすいと考えられます。

動画選考対策では、「短く話す力」と「作り込みすぎない力」の両方が必要です。過去の設問は、自分の強み、変化を起こした経験、自分を一言で表す表現など、短時間で人柄と行動特性を見せるものが中心でした。ここで準備しすぎて丸暗記感が出ると、かえって不自然になります。おすすめなのは、「自己紹介」「一番自信がある強み」「周囲を巻き込んだ経験」「なぜファンケルか」をそれぞれ1分で話せる型に落とし込み、録画して見返すことです。表情、声量、視線、話す速度を整えつつ、内容面では「誰かの不を見つけて改善した」「相手の声を聞いた」「チームで成果を出した」というファンケルとの接点が自然ににじむ状態に仕上げると、通過率は大きく変わります。

6-3. グループワークと参加後評価への対策

グループワーク対策で意識したいのは、「話す量」ではなく「顧客理解を深める問いを出せるか」です。ファンケルの公式プログラムは、お客様理解、ヒアリング、商品・サービス立案、プロモーション戦略立案という順で進みます。つまり、いきなり施策を出すよりも、「その不便は本当に誰に起きているのか」「その人はなぜ今解決できていないのか」「既存商品では何が届いていないのか」を掘れる学生のほうが、企業文化に合っています。インターン中に高評価を取る学生は、進行役かどうかより、議論を顧客起点へ戻せる人であることが多いはずです。

また、ファンケルは多様性とチームワークを明確に重視しています。したがって、グループワークでは、自分の案を押し切る人より、異なる意見をつなぎ直し、全体の質を上げる人のほうが評価されやすいと考えられます。5名程度のグループで現場社員が伴走する以上、発言の中身だけでなく、他者への反応、質問の仕方、議論が詰まったときの支え方まで見られていると考えるべきです。インターン後に個別面接が2回あることも踏まえると、「自分はどんな役割を担い、チームにどう価値を出したか」を、感想ではなく再現性ある言葉で語れるようにしておくことが重要です。

最後に、参加後の面接まで見据えるなら、インターン中に得た気づきを必ず言語化しておくべきです。ファンケルの総合職フローではインターンの後に個別面接が控えており、そこで「何を学んだか」「自分の志望度がどう深まったか」「どの機能に興味が強まったか」が問われる可能性は非常に高いです。Day5に個人フィードバック面談が置かれているのも、自分の強みと課題を内省し、その後の選考につなげる前提があるからでしょう。インターンが終わった当日に、ワーク内容、仮説、班内での役割、社員からの指摘、自分の改善点をメモに残しておくだけで、後続面接の精度はかなり変わります。

7. まとめ|ファンケルのインターンは倍率が高く優遇もある重要な機会

ファンケルのインターンを正確に言い表すなら、「メーカー理解の場」であると同時に、「総合職志望者にとっては本選考の入口」です。会社としては、化粧品・健康食品の研究開発、製造、販売を自社で持ち、理念として世の中の不の解消とお客様視点を強く掲げています。そのためインターンでも、単なる発想力や美容知識ではなく、顧客の不を発見し、チームで価値へ変え、適切な手段で届ける力が見られます。

選考フローについては、現行の27卒総合職で最も確かな情報は、エントリー、ES、適性検査、インターン、個別面接2回という流れです。過去年度には動画選考や3daysマーケティング編、新規事業編も見られましたが、現在の総合職は5daysマーケティングインターンが中心で、一般選考は実施しないと明記されています。つまり、古い情報をそのまま信じるのではなく、「今の公式情報は何か」を軸に判断することが、ファンケル対策ではとても重要です。

倍率は公式非公表ですが、1日程40名程度、複数日程でも受け入れは限定的であること、総合職の募集人数が21〜25名程度であること、そして総合職志望者がインターン経由に集中することを踏まえると、かなりの高倍率とみるのが妥当です。非公式推計では数十倍から100倍近い見方もありますが、数字に振り回されるより、「高倍率でも通る人は、企業の価値観と選考設問に合わせて自分の経験を語れる人」という本質を押さえるほうが重要です。

27卒の総合職志望者にとっては、ファンケルのインターンは“行けたらうれしいイベント”ではなく、“受けたいなら絶対に落とせない選考機会”です。28卒については、2026年4月時点ではまだ業界理解セミナーやプレエントリー段階の情報が中心ですが、今後の詳細公開に備えて早めに情報線へ乗っておくべきです。ESでは「不の解消」と「協働」の実例を用意し、Webテストは能力検査にも性格検査にも対応できるようにし、動画選考やグループワークでは人柄と顧客起点の思考を見せる。この三点を徹底できれば、ファンケルのインターン通過率は確実に上がります。

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